もくじ
サラリーマンが副業で週末起業をする時代が来る理由
タイミー(Taimee)というサービスを知っているでしょうか。
これは空いた時間に即、アルバイトが出来てしまうサービスです。
最近、このサービスの存在を知りましたが、つくづく凄い時代になったものだと思いました。
タイミーと言うサービスがどう言うものか説明します。
一言で表すと『空いた時間にアプリひとつですぐ働けて、すぐお金がもらえる』
これがコンセプトのようです。
従来はどこかで働こうと思うと履歴書を作って、面接に行ってという具合にいろいろ面倒な手続きが必要でした。
バイトであっても、その場で即、働けるなんてことはなかったと思います。
しかしこのタイミーは応募や面接と言った手間がなく、掲示している条件をクリアしていれば、好きな場所で好きな時間に好きな職種を探してすぐに働けます。
報酬も仕事が終わったあとアプリのウォレットに反映され、好きなタイミングで振込申請可能です。
どんな働き方か具体的に書くと、街で人と待ち合わせしてる時に相手から2時間くらい遅れると連絡があったとします。
普通はここで「2時間どこかで時間潰すか~」
となるわけですが、タイミーを使えば、
「2時間どこで働くか~」
と言う選択肢が増えるわけです。
空いた時間の使い方に選択肢が増えるということです。
①その場所で出来る仕事を選ぶ ⇒ ②契約締結 ⇒ ③働く ⇒ ④報酬貰う
雇用と就労がここまで簡単になったわけです。
つくづく凄い時代になったと思います。
まだ、都市部が中心で地方では利用できないようですが、おそらくこれからどんどん広まる気がします。
正社員という概念が希薄になる
タイミーのようなサービスが出てくると、ますます雇用は流動的になっていきます。
経営者に取っても労働者に取ってもある意味、都合が良いですから働き方はより多様化していくでしょう。
履歴書書いて ⇒ 面接受けて ⇒ シフト組んで ⇒ 働く ⇒ 月末辺りに給料貰う
これが普通でしたが、このステップを踏まなければ働けないと言うのは良く考えれば、だいぶ面倒です。
こんな面倒な手続きを踏まずに、すぐ働けてお金が貰えるとなれば、そっちを利用する人が増えることになるでしょう。
経営者としても、おいそれとクビに出来ない固定の従業員を雇うより、短期でサッと働いてくれて使い捨て出来る労働力を使った方が儲かります。
経営者は合理的な判断をするので当然、儲かる方を選択します。
派遣が登場した背景にも経営者側からの強い要望があったのは間違いありません。
経営者からすれば、仕事があろうがなかろうが給料を払い続ける必要のある正社員より、必要なくなればあっさり切れる派遣社員の方が都合が良いに決まってます。
今後、雇用はどんどん流動的になり、正社員と言う概念は希薄になるでしょう。
正社員という言葉が死語になる時代も来るかも知れません。
サラリーマンの副業週末起業が増える理由
タイミーのようなサービスが出現することで雇用がますます流動的になると損をするのは誰だと思いますか。
それはどこかひとつの会社で頑張ろうとする人たちです。
理由はひとつの職場でのみ通用するスキルしか身につけられないからです。
具体的に説明します。
通常、ひとつの商品やサービスを作り上げるには、いくつもの細かい仕事が発生します。
例えばコンビニ弁当がエンドユーザーに届くまでを想定して見ましょう。
コンビニ弁当が私たちの元に商品として現れる前には、いくつもの段階を踏みます。
食材や容器を仕入れる⇒加工する⇒調理する⇒容器に詰める⇒包装する⇒箱に詰める。
出荷する⇒配送する⇒コンビニの店頭に並ぶ。
大体、こんな感じだと思います。
では、この段階に関わる仕事をする人たちはどんなスキルが身につくでしょうか。
おそらく下記のような感じだと思います。
仕入れる人は仕入れるスキル。
加工する人は加工するスキル。
調理する人は調理するスキル。
容器に詰める人は容器に詰めるスキル。
以下省略・・・
極端な例だと思いますが、要するにひとつの会社で働くと、どうしても作業が分散化され、限られた範囲でしか仕事が出来ないことになります。
すると当然、その範囲で得られた仕事の知識やスキルしか身に付かないことになります。
全体から見れば、とても狭い範囲です。
会社の部や課の単位で見ても狭いです。
そんな狭い範囲で仕事を頑張ってしまうと後々、苦労することになると思います。
たったひとつの会社でしかも、その中で更に細分化された仕事する。
結果、そこで身に付くスキルは狭い範囲でしか通用しないものとなります。
この状態で万が一、リストラや倒産で会社を辞めねばならない事態になった時、ちょっと困ったことになると思います。
ひとつの会社で頑張って困った事態に陥った人の例を出しておきます。
ひとつの会社で課長まで出世しても平からやり直す羽目になった知り合い
私の知り合いに以前、某地方では大手で通る社員400~500人ほどの会社で正社員として
働いていた人がいます。
彼は15年ほどその会社で頑張って、課長まで出世しました。
連日遅くまで残業し、休日出勤も当たり前、盆暮れの上司への付け届けも怠らなかったそうです。
そんな努力の甲斐あって、割と早く課長まで出世出来たようです。
その会社の中での彼の評価は有能な社員と言う位置づけでした。
同期入社の中でも一番の出世頭で30代半ばで課長になりました。
年収も高かったようです。
自分は優秀だと彼自身も自負しており、私と会う時に良く
「仕事できない奴はここがダメなんだよな~」
と自信満々な口ぶりで語っていました。
しかしそんな順風満帆に見えた彼に転機が訪れます。
折からの不況のあおりを受け、なんと彼の会社は倒産してしまいました。
あえなく失業です。
彼には妻も子もおり、新築マンションを35年ローンで買ったばかりでした。
私はそんな彼を心配して連絡をして見ました。
すると自信満々に
「この業界での経験も長いし、同業なら課長待遇で採用されるだろうから問題ないよ」
と言っていました。
彼の余裕ぶりにその時は大丈夫そうだと思いました。
しかしその半年後、意気消沈した様子で彼から連絡が来ました。
どうやら思惑通りにはいかず、就職活動は上手くいかなかったようです。
彼は以前と同じ給料で働ける就職先を望んでいましたが、どの会社にもことごとく振られてしまいました。
以前と同じ給料で働けるところはないかと彼は聞いて来ましたが、そんな会社は私も知りません。
同水準の給料は諦めるしかないのではと説得したところ、彼も致し方ないと思ったらしく、
その後、大幅に条件を落として就職していきました。
結局、今の彼の年収は課長時代の半分以下まで下がり、新築で購入したマンションは
手放すことになりました。
可哀想なのはマンションを手放してもローンは消えず500万円ほど残ってしまったことです。
今は残ったローンと家賃を2重で払う羽目になっています。
彼がどうしてこのような不幸を背負うことになったのか
彼が不幸を背負うことになった原因はなんでしょうか。
それはひとつの会社でしか通用しない仕事を頑張ってしまったからです。
彼は当然、課長まで出世したのだから自分はどこにいっても有能な人間だと思っていたはずです。
しかしフタを開けて見れば、有能なはずの彼を前職と同じ給料で雇う会社はありませんでした。
前職では仕事が出来る人間だと思っていた彼も、別の会社で働いてみると、今まで培った経験はほとんど役に立たなかったそうです。
もうすぐ40代に突入する間際でまた、一からキャリアを積み上げることになった彼は、もう出世は諦めると言っていました。
ひとつの会社でどんなに頑張っても結局、会社を辞めることになれば、また振り出しに戻ります。
今後、この選択をすると大きな損をすることになります。
サラリーマンが副業を週末起業でやらざる負えなくなる時代
今まで当たり前とされて来た、年功序列や終身雇用という制度はすでに過去のものとなっています。
今の時代、ひとつの会社で頑張って出世して、それで安泰ということはありません。
どんなに出世しても、その会社が倒産、あるいはリストラされたりすれば、それまでのキャリアをすべて失うことになります。
会社に雇われるサラリーマンと言う生き方でたったひとつの収入源を失うことになったら当然、困窮することになります。
そんな時、あなたが身に付けたスキルがひとつの会社の中でしか通用しないものだったらどうなるでしょうか。
当然、他の会社では通用せず、イチからキャリアの積み直しになります。
ここで危機感を持つべきは、今の仕事をどんなに頑張っても、その会社を辞めることになれば、今まで積み上げて来たものが無駄になってしまう事実です。
若い内ならいざ知らず、ある程度の年齢になった時に会社を辞めざる負えなくなった場合、どうなるでしょう。
かなり困った事態になると思いませんか。
実はこの危機意識は割と多くの人たちが持っています。
その証拠にすでに副業に踏み切った人たちが多くいます。
2019年にパーソナル総合研究所と会社が実施した副業に関する実態調査で面白い結果が出ています。(記事の最後に「副業の実態・意識調査」パーソナル総合研究所のURLを載せておきます。興味があれば、のちほど見てみて下さい。)
20代ではおよそ半数以上、6割近くの会社員が副業意欲があると答えています。
また実際に全体の1割、実に10人に1人が正社員で働きながら、すでに副業を開始しています。
これらの人たちは単に収入を増やしたいと言うこともあるでしょうが、これからの時代、会社に頼らずに個人に紐付くキャリア形成を作るためにも、積極的に会社の仕事以外のスキルを身に付けることが重要です。
すでに危機意識を持った人たちが行動を起こしている以上、いつまでもひとつの会社でしか通用しないキャリア形成を行ってしまうと、これから先、大きな損をすることになります。
そもそも収入源が会社の給料以外にないのは、かなり心配です。
たったひとつしかない収入源がなくなったら、途端に困窮するのは目に見えています。
実際、大企業で働いていた人が40代になり、突然リストラに遭った人たち。
その人たちの多くはその後、派遣以外に職がなかったと言う人が大勢います。
これらの人たちも、まさか自分がリストラに合うとは思っていなかったと思います。
いつ何が起こるか解りません。
仮に会社を辞めることになったとしても困らないよう、今のうちに副業という形ででも、起業をすることはとても賢い選択だと思います。
サラリーマンが副業を週末起業でやらざる負えなくなる時代。
そんな時代が近い将来に来ることでしょう。
インターネット全盛時代の新しい働き方
日本のサラリーマンは残業も休日出勤も厭わず、本当に良く頑張っていると思います。
朝から晩まで出世を目指して、必死に頑張っています。
頑張ること自体はとても良いことです。
しかしその頑張りを会社のためだけに発揮してしまうのはマズいと思います。
以前の記事でも書きましたが正直、一年間でサラリーマンの給料で昇給する額は少なすぎると思います。
どう考えても会社の労働者に対する評価は低すぎます。
どの人も本音ではそう思っていると思いますが、しかしただの一個人ではこの現状を変えるのは難しい。
だから建前上は会社の待遇に不満があっても、我慢ぜざる負えない状況なのだと思います。
本当に酷い話です。
だからこそ、これからの時代は個人が自らの力で会社に頼らずにお金を稼げるようにならなくてはなりません。
そうでなければ、どんどん他者に追い抜かれることになります。
そしてこれから大きく成長する可能性が高い分野は、おそらくインターネットを使った仕事です。
ここにいち早く参入しておけば、今なら先行者利益が十分ある分野ですし、取り組み方によっては、会社で貰う給料よりもはるかに多くの収入を得ることも可能です。
この分野に特化して取り組むことは、今後のキャリア形成においても、大きく他者をリードすることにもなります。
非常に可能性が大きい仕事です。
なので私は基本的にインターネットを使ったビジネスをオススメしています。
実際、副業として週末起業でインターネットを使ったビジネスに挑戦している人も大勢おり、中には本業の収入を超えてしまった為、副業の方を本業にしてしまった人もいます。
ただインターネットを使ったビジネスには、いくつかのデメリットもあります。
このデメリットについても書いておこうと思います。
デメリット1:『しっかりとしたやり方を覚えずに適当に始めてしまうと上手くいかない。』
これはどんな仕事でもそうだと思いますが、やはりインターネットを使った仕事でも同じです。
普通に会社で働くなら、先輩、あるいは上司と呼ばれる人に仕事を教えてもらうことが出来ます。
しかしインターネットを使った仕事は、そう言った先輩や上司と言うものがいません。
なので、初めはインターネットを使った仕事でお金を稼ぐ知識やスキルを学ぶ必要があります。
どの仕事でも同じだと思いますが、インターネットを使った仕事でも、何の知識もなく適当にやったのでは上手くいきません。
これもデメリットと言えば、デメリットです。
しかしこれらの学びは本質的にインターネットでお金を稼ぐための知識やスキルなので、一度身に付ければ、将来に渡って、お金を生み出してくれる資産へと変貌します。
つまり自分の頭に学びと言う投資をして、資産を作り上げると言うことです。
これは一生涯に渡ってお金を生み出してくれる大きな資産になります。
デメリット2:いきなりお金を稼げるわけではなく、お金を稼ぐには一定の水準まで作業を積み上なくてはならない。
ここもインターネットを使った仕事のデメリットだと思います。
アルバイトでもサラリーマンでも、どこかで雇われて働くと、いきなり最初から働いた時間で給料を貰えます。
それこそ、まったく仕事が出来ない状態で、見習いとして働いたとしても、ある程度の給料は貰えます。
しかしインターネットを使った仕事は、あくまで個人でやる以上、一定の水準までは作業を継続して積み上げなくてはなりません。
それもデメリットと言えます。
しかし、この仕事はそんなデメリットを補って余りあるメリットもあります。
まず場所を選ぶことがないので、インターネットに繋がったパソコンが1台あれば、自宅でもカフェでもどこででも出来ます。
旅行しながら空いた時間に仕事をすることも可能です。
時間にも制約がないので、やりたい時にやり、止めたい時に止められます。
アルバイトなどではそうはいきません。
当然、会社と違って、個人で出来るなので、人間関係に悩まされることなく、自分のペースで仕事が出来るのも大きなメリットのひとつだと思います。
更に最大のメリットは積み上げた成果をどんどん蓄積させることができると言うことです。
継続して行った作業によって、どんどん成果が蓄積されることになる。
それが一定の水準に達すると、今度は作業をせずともお金が稼げるようになります。
つまりほったらかしでも、お金が稼げてしまうと言うことです。
具体的に書くと、例えばブログなどを使った情報発信型のインターネットの仕事の場合。
その場合、ブログにどんどん記事を書いていくことになります。
最初は記事数も少ないので、あまりお金を稼ぐことが出来ませんが、とにかく継続することによって、どんどん記事が蓄積されていくことになります。
するとその蓄積された記事に、インターネットの検索サイトからどんどんアクセスが集まるようになります。
記事の数が多ければ多いほど、たくさんのアクセスが集まります。
ここで何となくお解りだと思いますが、この蓄積された記事は自分で消したりしない限り、いつまでもインターネット上に残り続けることになります。
すると一度作った記事はいつまでも消えることがないので、あなたが手を加えなくても、勝手にアクセスを集めて、収入が発生するようになります。
これはインターネット上に収益不動産のような資産を持つことと変わらない状態です。
つまり不労所得に近い収入源を持つことになると言うことです。
その上、もっと稼ぎたいと思えば、更に作業を継続して、成果を蓄積させていけば、どんどん収入の大きさを拡大させることも可能です。
ほとんどの人は副業をしてお金を稼ぎたいと思うものの、やはり勉強はしたくないでしょうし、いきなり最初からお金を稼ぎたいと思うのが普通です。
しかしそうなると選択肢はひとつしかなくなります。
どこかでアルバイトなどをして、手っ取り早く稼ぐ。
それしかなくなります。
確かにそれでもお金を稼ぐことは出来ますが、しかしそれではいつまで経っても個人のキャリアにひも付く、本質的にお金を稼ぐ知識やスキルは身に付きません。
若い内は良いでしょうが、40代50代を迎えて、万が一リストラや倒産などで失業してしまった場合、取り返しのつかない損失を被ることになります。
やはり個人のキャリアにひも付く本質的に必要なお金を稼ぐ知識やスキルを身に付けることは大切なことだと思います。
そしてインターネットを使った仕事は、これからますます拡大していく分野なので、ここに特化して取り組むことは、とても良い結果に結びつくと思います。
あと10年も経てば労働市場はどうなっているか解りません。
自分や家族の身は自らの力で守る。
何かあっても会社は守ってくれません。
手遅れになる前にこの分野に挑戦して見るのも悪くないと思います。
参考サイト
「副業の実態・意識調査」パーソナル総合研究所
https://rc.persol-group.co.jp/news/201902120001.html